不服申立 公開審理を傍聴

開業してまもなく3年になります。
この間信頼して代理請求を任せて下さったお客様に感謝申し上げます。

お蔭様でほぼすべての請求案件で期待通りの等級を得てきましたが、
今回初めて2件続けざまに、予想よりも下位の等級と不支給の結果が返ってきました。

いつかは通らなければならない道と覚悟していたこと。
不服申立手続きを進めています。

不服申立手続きには2ステップあります。
各地域で行われる「審査請求」と審査請求で主張が通らなかった場合に進む「再審査請求」です。

今回は、東京の厚生労働省で行われる再審査請求の公開審理を見学してきました。
審査官一人が応ずる「審査請求」と異なり、6人審査員がチーム制で請求結果の適当性を
見直してくれる「再審査請求」では、請求人と保険者(厚生労働省)が対面で意見を
交換する場が公開で設けられています。

審査員、請求人(代理人である社労士)、保険者以外にも参与と呼ばれる
学識経験者など(厚生労働大臣が指名)が出席し、会議室をぐるっと囲んでいます。
初めて入るとその人数におっと圧倒されます。

審査員が請求人(代理人)や保険者に質問を行い、参与にも意見を求めます。
審査員と保険者、参与は頻繁に接するでしょうから顔見知りのようです。
請求人だけアウェイな感じ。
最後は請求人(代理人)からの念押しの主張で締めくくられますが、
そのアウェイな空気の中で端的かつ論理的に請求人の主張が正しいんだということ、
そしてその根拠を審査員に刺さるよう上手にまとめて伝えなければなりません。

とっても高いハードルですが、お客様のためには逃げられません。

全16件(うち15件が障害年金に関するもの、1件が健康保険組合を保険者と
するもの:傍聴人には資料が配布されないため内容を推測しながら聞く必要
があります)を傍聴し、請求人及び代理人が出席するケース、
欠席するケースそれぞれから学ぶものがありました。

また、今回は開業以来ずっと請求案件の相談にのってくださっている
社労士の大先輩に初めてお会いすることができました。
(これまでは画面越しだったので感激!)

とにかく難しい案件を引き受けること、
どんな傷病についても引き受けて経験を積むこと、
不支給案件はすべて不服申立をする覚悟で臨むこと と激励を受けました。

まだまだ未熟な社労士ですが、「諦めない社労士」の評価を頂けるよう
日々努力を重ねていきたいと思います。

南大阪・堺で障害年金申請でお困りの方
誠心誠意対応いたします。
どうぞお気軽にクレール社労士事務所までご相談ください。

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