20代女性 傷病名 知的障害
額改定請求 障害基礎年金1級
計画相談支援員からのご紹介でお目にかかりました。
20代後半の物腰やわらかな女性で、話しかけると同じ言葉を復唱して返してくれます。
療育手帳の等級はAで、DQは33です。
受給中の障害基礎年金2級を1級に等級変更できないかというご相談でした。
知的障害という傷病の特性上、病状が悪化することはない。
その中で、病状が悪化した時就労や生活の困難が増した時に行う額改定請求が
果たしてできるものなのか疑問はありましたらが、やるだけやってみよう!と
準備を始めました。
20歳で新規裁定請求を行い、25歳で更新手続きをおこなっておられます。
当時の提出書類を取り寄せてみますと、最初に提出した診断書を含む書類の記載内容が
実態と比較して大変軽いように感じました。ご家族が作成した病歴・就労状況等申立も
とてもポジティブな内容なのです。「これまでこんなことを頑張ってきました」
「こんなことが出来るようになりました」という具合です。
障害年金の提出書類作成は大変面倒です。認定基準を熟読されているわけでもない
ご家族に、その意味合いを考えて書くところまで求めるのは不可能でしょう。
更新時の診断書は、それだけを拝見すれば1級の内容でしたが、
等級が見直されることはありませんでした。
今回は、明確に「額改定」の請求を行い、1級相当の実態どおりの診断書を提出。
添付書類で、等級判定のガイドラインに沿って、項目ごとに1級に該当する理由を
訴えました。ご家族、就労継続支援施設の支援員・計画相談支援員などの福祉ご担当者、
社労士の連携プレイで、無事、1級への額改定と永久認定という
ダブルの喜ばしい結果を獲得!
障害基礎年金2級と1級の受給額は、年間で約20万円の差。
50年間では、1千万円の差になります。
まだお若いご相談者様。今後の人生にお役立ていただけたら嬉しいです。
今回も大変貴重な学びをいただきました。ありがとうございます。
南大阪・堺で障害年金申請でお困りの方
誠心誠意対応いたします。
クレール社労士事務所までご相談ください。